淡雪
第19章 危険なガーディアン
「あの...
璃子さんのことお願いできませんか?」
俺は意味がわからずアイツを訝しげに見た。
「僕、来週からしばらく海外で。
帰ってきても取材であちこち行かなきゃならなくて
その...彼女といられないし
また彼女が倒れても駆けつけることもできないし...」
俺はため息をひとつ
「だから?」
「だから、田村くんに頼むのが一番かなって」
コイツ...
ナメてんの?!
それは蛇の生殺しってやつだろ。
俺が彼女のことを本気で想っているのを知ってて...
バカなのか?!
どこまで俺を信用しているんだ?!
「すみませんッ
他に頼める人がいなくて」
アイツはカウンターに手をついて頭を下げる。
...ったくよ
どうしてコイツは...
「ひとつ条件がある」
アイツが顔をあげた。
「璃子ちゃんを俺の専属にする」
ちょっと驚いた顔をして
「専属?!
でも璃子さんは誰の専属にも...」
「じゃあ、無理だな。
そうでもしないと守りきれないよ。
あのキャシー相手に」
「ですよね」
アイツはちょっと考えて
「璃子さんに聞いてみます」
「いや、俺から話そう
俺の希望ってことで」
「田村くんが言ってくれるんですか?」
「ああ。
お前じゃキャシーを押さえられないだろ」
「...そうですね」
アイツは少し寂しそうな顔をした。
璃子さんのことお願いできませんか?」
俺は意味がわからずアイツを訝しげに見た。
「僕、来週からしばらく海外で。
帰ってきても取材であちこち行かなきゃならなくて
その...彼女といられないし
また彼女が倒れても駆けつけることもできないし...」
俺はため息をひとつ
「だから?」
「だから、田村くんに頼むのが一番かなって」
コイツ...
ナメてんの?!
それは蛇の生殺しってやつだろ。
俺が彼女のことを本気で想っているのを知ってて...
バカなのか?!
どこまで俺を信用しているんだ?!
「すみませんッ
他に頼める人がいなくて」
アイツはカウンターに手をついて頭を下げる。
...ったくよ
どうしてコイツは...
「ひとつ条件がある」
アイツが顔をあげた。
「璃子ちゃんを俺の専属にする」
ちょっと驚いた顔をして
「専属?!
でも璃子さんは誰の専属にも...」
「じゃあ、無理だな。
そうでもしないと守りきれないよ。
あのキャシー相手に」
「ですよね」
アイツはちょっと考えて
「璃子さんに聞いてみます」
「いや、俺から話そう
俺の希望ってことで」
「田村くんが言ってくれるんですか?」
「ああ。
お前じゃキャシーを押さえられないだろ」
「...そうですね」
アイツは少し寂しそうな顔をした。