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「ギャラは俺のギャラの2割」

俺は何気なくいったけど


「田村さんの２割?！」

璃子は驚いている。

俺のドラマのギャラは基本的に１話500万。
CM は1億と言われている。


「少ない？」


「多すぎます！

　それに事務所はOKしたんですか？」


璃子の声が大きくなった。


「もちろん。
　それどころか璃子ちゃんが専属と知ったら
　ギャラはもっと跳ね上がるだろうな
　ってJさん喜んでたぜ」


俺はニヤリと璃子を見た。


「跳ね上がった分は全部璃子ちゃんのものだよ
　その話もつけてきた」


「...そんなにもらっても」


「持ってて困るもんじゃないだろ」


でも...

と言い張る璃子を説き伏せた。

俺には璃子が必要なんだ。
俺の将来のために...。