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淡雪

第19章 危険なガーディアン

俺と璃子の初仕事はCM 撮影。

化粧品メーカーが3~40代向けに新たなブランドを立ち上げるということで社運を賭けた巨額CM 。

有名女優ではなくパリコレなんかに出ている多人種のトップモデルたち。

現場で挨拶したけど皆俺より背が高くて圧倒的な存在感。

キャリア女性向けの化粧品とはいえハードル高すぎねぇか?

控え室でメイク道具を広げる璃子。

そこへ化粧品メーカーの担当者と代理店、監督が姿を現した。


俺は立ち上がり

「宜しくお願いします」

と挨拶した。

俺を前にキョドる担当者。

最近はよくある光景。

璃子は部屋の隅に立っている。


四人でテープルに座る。

「璃子も来て」

俺のとなりの椅子を引いた。

軽く会釈をして座る璃子。


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