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淡雪

第19章 危険なガーディアン

「監督さん

 コンテ通りですと、田村が触ったところに化粧が乗っていく
 ということでいいのでしょうか?」


「そうだね」


「セクシャルに行きますか?

 魔法のような感じが良いですか?

 それとも今はやりのイケメンが優しく触れるような感じですか?」


男達の目が璃子に注がれる。


「セクシャルか...
 悪くない。
 トップモデルを起用しているから相当かっこよくなるな。

 ただ朝バージョンはあんまりセクシャルじゃないほうがいいのかな?
 どう思う?」

監督が璃子に聞く。

「カッコいい女性というのはやはりある程度sexアピールがあるものだと思いますが...」

「なるほどね...。

 わかった。
 とりあえず何パターンか撮ってみるか。

 田村くん、好きに動いてみてよ」


監督は僕を見て立ち上がった。


「わかりました」

僕は返事をした。


「じゃあ、ヘアメイクできたらスタジオに来て」


「はい」

そう言うと担当者達は俺の楽屋を出ていった。



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