淡雪
第19章 危険なガーディアン
縺れるようにベッドになだれ込む。
唇を貪りあいながらお互いの服を脱がせる。
もう考えるのはやめた。
考えても手に入らないものは入らないのだから。
今この瞬間求めあっているのだから
それでいい...
璃子を組み敷き上気した頬を撫でる。
「いいのか」
否定されても止める気などないが、一応聞いてみる。どうせ謗りを受けるのだ彼女の気持ちがほしい。
ゆっくりと頷く彼女。
「抱いて...」
その言葉に胸が締め付けられる。
俺は彼女の指にはめられた指輪にキスした。
「田村さんがくれたんでしょ」
璃子が俺を見つめる。
「知って...たのか?」
璃子は頷いた。
「北極星は不動の星。
道に迷ったらその星を探せって。
ラビスラズリは邪気を払う。
私の誕生石と合わせたらきっとお前を守ってくれるって
ずっと前に話してくれたでしょ」
「覚えてたのか...」
また璃子は頷いた。
苦しすぎる...
胸が締め付けられて息が出来ない...
なんでアイツなんだ
なんで俺じゃダメなんだ
芸能界の掟って何だよ!!
俺は何に縛られてる...
好きだって、愛してるって
何で言ってはいけないんだよ!!
俺は璃子を強く抱き締めた。
俺の痕がついてしまうほど
璃子を砕いてしまうほどに強く。
「... ねえ、抱いて」
璃子の声が優しく降り注ぐ...
璃子、お前はどうなんだ?
お前の気持ちを教えてくれよ!
俺は璃子を見つめるけれど
璃子はそっと目を閉じた。
まるで俺の視線を気持ちを受け入れないように...
その目の端からはスーっと涙が零れ落ちた。
唇を貪りあいながらお互いの服を脱がせる。
もう考えるのはやめた。
考えても手に入らないものは入らないのだから。
今この瞬間求めあっているのだから
それでいい...
璃子を組み敷き上気した頬を撫でる。
「いいのか」
否定されても止める気などないが、一応聞いてみる。どうせ謗りを受けるのだ彼女の気持ちがほしい。
ゆっくりと頷く彼女。
「抱いて...」
その言葉に胸が締め付けられる。
俺は彼女の指にはめられた指輪にキスした。
「田村さんがくれたんでしょ」
璃子が俺を見つめる。
「知って...たのか?」
璃子は頷いた。
「北極星は不動の星。
道に迷ったらその星を探せって。
ラビスラズリは邪気を払う。
私の誕生石と合わせたらきっとお前を守ってくれるって
ずっと前に話してくれたでしょ」
「覚えてたのか...」
また璃子は頷いた。
苦しすぎる...
胸が締め付けられて息が出来ない...
なんでアイツなんだ
なんで俺じゃダメなんだ
芸能界の掟って何だよ!!
俺は何に縛られてる...
好きだって、愛してるって
何で言ってはいけないんだよ!!
俺は璃子を強く抱き締めた。
俺の痕がついてしまうほど
璃子を砕いてしまうほどに強く。
「... ねえ、抱いて」
璃子の声が優しく降り注ぐ...
璃子、お前はどうなんだ?
お前の気持ちを教えてくれよ!
俺は璃子を見つめるけれど
璃子はそっと目を閉じた。
まるで俺の視線を気持ちを受け入れないように...
その目の端からはスーっと涙が零れ落ちた。