無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

俺は部屋に戻りスーツケースに荷物をまとめた。

璃子は今日も朝から出掛けている。

ーー俺がいようといまいと
　　アイツはお構いなしか...

溜め息が漏れる...

“2週間後、ここに集合”

走り書きのメモを置いて俺は部屋を出た。

パリへ戻り空港でロス行きの飛行機を探す。
翌日の便に空席がある。
さすがに早すぎるだろうか？
エージェントにメールを入れると快諾の返事。
俺は翌日の便を取ると街へ出た。

アイツはこの街に何度来ているのだろうか？
何となく歩いてみる。

少しだけ璃子の時間を共有出来そうな気がして...