淡雪
第21章 陵ちゃんの幸せ
心地よい目覚め
鼻をくすぐる朝食の香り
ーー今日は和食か
毎朝ワクワクする。
リズムよく刻む包丁の音
食器が触れるカチャカチャとした音
僕のために準備される食事
璃子さんが僕のために
そう思っただけで顔がだらしなく緩んでしまうのは仕方がない。
だって夢だったから。
毎朝マネージャーの声で起こされて気分が乗らなかったのが遠い昔のようだ。
いまはすぐそこに璃子さんがいる。
僕はベッドから降りると璃子さんのいるキッチンへ向かう。
忙しそうな璃子さんにまとわりつき
「朝ごはん何?」
なんて腰を抱いて耳許で囁いてみたりする。
「卵焼きと鮭と湯豆腐。
あとほうれん草とおあげのお味噌汁」
くすぐったそうに肩をすくめて答えてくれる。
「温泉旅館みたいだね。
早く食べたい」
そう言って首筋にキスすると
「じゃあ、顔洗ってきて」
振り向いた璃子さんに促される。
ヤバイ!
これを幸せと言わずしてなんと言う?
顔を洗って鏡を見るとだらしなくニヤケタ俺がいる。
でも幸せなんだから仕方ない♪
鼻歌まじりにダイニングへいけばすっかり朝食の用意は調っている。
璃子さんと向かい合わせて
「いただきます」
味噌汁を一口
「あ〰美味しい」
自然に漏れる声に璃子さんがニッコリ。
ーーあ〰やっぱり幸せだ。
鼻をくすぐる朝食の香り
ーー今日は和食か
毎朝ワクワクする。
リズムよく刻む包丁の音
食器が触れるカチャカチャとした音
僕のために準備される食事
璃子さんが僕のために
そう思っただけで顔がだらしなく緩んでしまうのは仕方がない。
だって夢だったから。
毎朝マネージャーの声で起こされて気分が乗らなかったのが遠い昔のようだ。
いまはすぐそこに璃子さんがいる。
僕はベッドから降りると璃子さんのいるキッチンへ向かう。
忙しそうな璃子さんにまとわりつき
「朝ごはん何?」
なんて腰を抱いて耳許で囁いてみたりする。
「卵焼きと鮭と湯豆腐。
あとほうれん草とおあげのお味噌汁」
くすぐったそうに肩をすくめて答えてくれる。
「温泉旅館みたいだね。
早く食べたい」
そう言って首筋にキスすると
「じゃあ、顔洗ってきて」
振り向いた璃子さんに促される。
ヤバイ!
これを幸せと言わずしてなんと言う?
顔を洗って鏡を見るとだらしなくニヤケタ俺がいる。
でも幸せなんだから仕方ない♪
鼻歌まじりにダイニングへいけばすっかり朝食の用意は調っている。
璃子さんと向かい合わせて
「いただきます」
味噌汁を一口
「あ〰美味しい」
自然に漏れる声に璃子さんがニッコリ。
ーーあ〰やっぱり幸せだ。