淡雪
第21章 陵ちゃんの幸せ
「週末みんな集まるって聞いた?」
俺は卵焼きを食べながら首を振る。
「陵ちゃん結婚するんだって」
璃子さんがニッコリ笑う。
「まぢ?!聞いてない」
俺は卵焼きをゴクリと飲み込んでしまった。
むせる僕に璃子さんは笑いながらお茶を出してくれる。
「相手の子20才だって」
「へ?! ロリコンかよ!
いくつ違うんだよ」
思わず叫ぶと
「しかも来年には子供も産まれるらしいよ」
「デキ婚?
まあ、そんなことでもなきゃ兄さんは結婚なんてしないだろうからな。
良かったじゃん」
璃子が可笑しそうに笑いながら
「陵ちゃんの会社いま『陵ちゃんロス』なんだって。旅に出ちゃう人までいて上司から嫌味言われてるらしいよ」
「まあ兄貴カッコいいもんな。
しかしそれ、本人がいってたの?」
俺はシラケた目を向ける。
「うん。
先週だったかな?
来たときに言ってたよ」
「来たの?」
「うん」
平然と答える璃子さん...
「聞いてない」
「あれ?そうだった?
いま言った」
ってニッコリ笑う
...璃子さんはOFFの時はビックリするほど天然だ。こっちは色々見透かされているんじゃないかとドキドキするけど仕事以外は大抵OFF
まあ、そうでもしなきゃ命がいくつあっても足りないもんな。
ん?って首捻って可愛い顔で見つめるのはやめなさい。襲いたくなるでしょ!
「そうかぁ...兄さんも結婚か。
しかもパパ
想像つかねぇ」
俺は言いながら心のなかではかなりホッと安堵した。これでまた一人消えた。
俺は卵焼きを食べながら首を振る。
「陵ちゃん結婚するんだって」
璃子さんがニッコリ笑う。
「まぢ?!聞いてない」
俺は卵焼きをゴクリと飲み込んでしまった。
むせる僕に璃子さんは笑いながらお茶を出してくれる。
「相手の子20才だって」
「へ?! ロリコンかよ!
いくつ違うんだよ」
思わず叫ぶと
「しかも来年には子供も産まれるらしいよ」
「デキ婚?
まあ、そんなことでもなきゃ兄さんは結婚なんてしないだろうからな。
良かったじゃん」
璃子が可笑しそうに笑いながら
「陵ちゃんの会社いま『陵ちゃんロス』なんだって。旅に出ちゃう人までいて上司から嫌味言われてるらしいよ」
「まあ兄貴カッコいいもんな。
しかしそれ、本人がいってたの?」
俺はシラケた目を向ける。
「うん。
先週だったかな?
来たときに言ってたよ」
「来たの?」
「うん」
平然と答える璃子さん...
「聞いてない」
「あれ?そうだった?
いま言った」
ってニッコリ笑う
...璃子さんはOFFの時はビックリするほど天然だ。こっちは色々見透かされているんじゃないかとドキドキするけど仕事以外は大抵OFF
まあ、そうでもしなきゃ命がいくつあっても足りないもんな。
ん?って首捻って可愛い顔で見つめるのはやめなさい。襲いたくなるでしょ!
「そうかぁ...兄さんも結婚か。
しかもパパ
想像つかねぇ」
俺は言いながら心のなかではかなりホッと安堵した。これでまた一人消えた。