淡雪
第21章 陵ちゃんの幸せ
和やかに流れる時間
兄が
「結婚式はなるべく早めにと思っています。
彼女の体を考えると負担になるかもしれないけどやっぱり結婚式はやりたいし。
できれば家族と親しい友人くらいでやりたいのですが宜しいですか?」
先方のご両親に確認する。
「構わないよ。
いまはほとんどそんな感じだろ。
二人のいいようにやればいいから
時期は佳奈の体調次第で考えてくれればいいよ」
彼女のお父さんはニッコリ笑って答えた。
「あの...」
璃子さんが声をかける。
全員の目が璃子さんに
「もし宜しければ、私からドレスをプレゼントしてもいいですか?」
「え?璃子ちゃん、もしかして!」
さすが姉さん鋭い
璃子さんは笑って頷く。
「佳奈ちゃん!断っちゃダメよ」
姉さんの言葉に彼女は首をかしげる。
「璃子ちゃん、まさかマッドじゃないわよね」
姉さん一人で興奮しすぎ
「マッドです」
その言葉に
「あの、もし違っていたらごめんなさいね」
佳奈ちゃんのお母さんが言葉を発した
「マッドってもしかしてDio のトップデザイナーのマッドかしら?」
「はい。よくご存じですね」
璃子さんがお母さんに答えると
「あ、私ヴォーグジャパンの編集者なの。
...もしかして、あなたがRIKO?」
お母さんの目が大きく見開く。
「はい」
璃子さんがニッコリ笑う
「佳奈ちゃん...
凄い人たちとご家族になったかも...」
お母さんは放心している。
でも、当の佳奈ちゃんは全然わかっていないらしく
「ウェディングドレス、プレゼントしてくださるんですか?!」
手を叩いて大喜び。
「陵ちゃん!嬉しい」
って兄さん見つめてキラキラ笑ってる。
天然で憎めないところも
...似てるかも。
兄が
「結婚式はなるべく早めにと思っています。
彼女の体を考えると負担になるかもしれないけどやっぱり結婚式はやりたいし。
できれば家族と親しい友人くらいでやりたいのですが宜しいですか?」
先方のご両親に確認する。
「構わないよ。
いまはほとんどそんな感じだろ。
二人のいいようにやればいいから
時期は佳奈の体調次第で考えてくれればいいよ」
彼女のお父さんはニッコリ笑って答えた。
「あの...」
璃子さんが声をかける。
全員の目が璃子さんに
「もし宜しければ、私からドレスをプレゼントしてもいいですか?」
「え?璃子ちゃん、もしかして!」
さすが姉さん鋭い
璃子さんは笑って頷く。
「佳奈ちゃん!断っちゃダメよ」
姉さんの言葉に彼女は首をかしげる。
「璃子ちゃん、まさかマッドじゃないわよね」
姉さん一人で興奮しすぎ
「マッドです」
その言葉に
「あの、もし違っていたらごめんなさいね」
佳奈ちゃんのお母さんが言葉を発した
「マッドってもしかしてDio のトップデザイナーのマッドかしら?」
「はい。よくご存じですね」
璃子さんがお母さんに答えると
「あ、私ヴォーグジャパンの編集者なの。
...もしかして、あなたがRIKO?」
お母さんの目が大きく見開く。
「はい」
璃子さんがニッコリ笑う
「佳奈ちゃん...
凄い人たちとご家族になったかも...」
お母さんは放心している。
でも、当の佳奈ちゃんは全然わかっていないらしく
「ウェディングドレス、プレゼントしてくださるんですか?!」
手を叩いて大喜び。
「陵ちゃん!嬉しい」
って兄さん見つめてキラキラ笑ってる。
天然で憎めないところも
...似てるかも。