淡雪
第21章 陵ちゃんの幸せ
11月に入ると早々に璃子さんはパリへと旅立った。
璃子さんはいまDio (RIKO )関係の仕事しかしていない。
ま、それでも俺の収入を軽く越えてしまうんだから、俺の努力も悲しくなる。
そのうちね、そんな璃子さんを越える男になるから待っててよ。
空港に見送りに行き
「今年は年越しのカウントダウンに出ることになったから...」
俺は少し寂しそうに璃子さんに伝える。
「グループも順調で良かった。
向こうで新年のお祝いしようね。
ゆっくりはできないと思うけど」
そう笑う璃子さんにキスをする。
「I miss you.」
璃子さんの瞳を見つめて囁くと
「私もよ」
そう言って僕を抱き締める。
ほんの少しの間だけ。
今まで離れていた時間に比べればなんてことない。
自分に言い聞かせて璃子さんを見送った。
璃子さんがいなくて寂しい...
なんて暇はなかった。
年明けからいなくなる2ヶ月近くの企画の撮り溜め。年末の特番収録。
それこそ馬車馬のように働く。
今年はそれに加えてカウントダウンの打ち合わせやらリハーサル。僕たちは今年がなんと初出演なので慣れてるみんなを見ながらあたふたしてしまう。
気がつくと俺はロンドン行きの飛行機のなかで泥のように眠っていた。
璃子さんはいまDio (RIKO )関係の仕事しかしていない。
ま、それでも俺の収入を軽く越えてしまうんだから、俺の努力も悲しくなる。
そのうちね、そんな璃子さんを越える男になるから待っててよ。
空港に見送りに行き
「今年は年越しのカウントダウンに出ることになったから...」
俺は少し寂しそうに璃子さんに伝える。
「グループも順調で良かった。
向こうで新年のお祝いしようね。
ゆっくりはできないと思うけど」
そう笑う璃子さんにキスをする。
「I miss you.」
璃子さんの瞳を見つめて囁くと
「私もよ」
そう言って僕を抱き締める。
ほんの少しの間だけ。
今まで離れていた時間に比べればなんてことない。
自分に言い聞かせて璃子さんを見送った。
璃子さんがいなくて寂しい...
なんて暇はなかった。
年明けからいなくなる2ヶ月近くの企画の撮り溜め。年末の特番収録。
それこそ馬車馬のように働く。
今年はそれに加えてカウントダウンの打ち合わせやらリハーサル。僕たちは今年がなんと初出演なので慣れてるみんなを見ながらあたふたしてしまう。
気がつくと俺はロンドン行きの飛行機のなかで泥のように眠っていた。