淡雪
第22章 淡雪
どうすれば...いい...
頭を抱えるけど、答えなんて出ない。
俺はなんてバカだったんだ。
子供は望まない。
そりゃ璃子さんとの子供が欲しくないといえば嘘になる。だけど璃子さんを失ってまで子供を望んではいない。
なのに...
璃子さんがピルを飲んでいる
それで完璧だとなぜ思い込んだ
自分はなにもせず璃子さんの負担も考えず、自分の欲望を押し通していただけだった。
すべてがうまくいくと思っていた。
だけど...
俺は結局璃子さんのためになにもしていない。
キャシーの脅威から彼女を守ったのは田村くんで
璃子さんにウェディングドレスを着せてくれたのはマッドだった...
結局俺は何一つ彼女のためにできていない。
5年前と何も変わっちゃいない。
いや、彼女に助けられたあの時から
彼女を欲しがるだけで、彼女の優しさに甘えて、結局は自分が幸せになることしか考えていなかった。
これは罰なんだ。
璃子さんと子供
俺の欲しいものを目の前に見せて
そしてすべてを奪っていく
そういう...ことなんだろ?
神様
俺はチャンスに気付けなかった。
そんな俺に愛想をつかしたんだろ、神様...
頭を抱えるけど、答えなんて出ない。
俺はなんてバカだったんだ。
子供は望まない。
そりゃ璃子さんとの子供が欲しくないといえば嘘になる。だけど璃子さんを失ってまで子供を望んではいない。
なのに...
璃子さんがピルを飲んでいる
それで完璧だとなぜ思い込んだ
自分はなにもせず璃子さんの負担も考えず、自分の欲望を押し通していただけだった。
すべてがうまくいくと思っていた。
だけど...
俺は結局璃子さんのためになにもしていない。
キャシーの脅威から彼女を守ったのは田村くんで
璃子さんにウェディングドレスを着せてくれたのはマッドだった...
結局俺は何一つ彼女のためにできていない。
5年前と何も変わっちゃいない。
いや、彼女に助けられたあの時から
彼女を欲しがるだけで、彼女の優しさに甘えて、結局は自分が幸せになることしか考えていなかった。
これは罰なんだ。
璃子さんと子供
俺の欲しいものを目の前に見せて
そしてすべてを奪っていく
そういう...ことなんだろ?
神様
俺はチャンスに気付けなかった。
そんな俺に愛想をつかしたんだろ、神様...