淡雪
第5章 槇 璃子
「拳さん、これから行うことは絶対に他人に話さないでください。
興味本意の方にはまったく反応しませんからそれがもとで変な噂がたってしまいます。
これだけは絶対に約束してください」
私は真剣な目で拳さんを見つめた。
拳さんも体を起こし、私を強く見つめ頷いた。
「これから何が起こるかは正直私にもわかりません。
それは拳さんと息子さんとの関係や思いがどうなっているかによります」
拳さんは深く頷く。
「もし私の体力が限界になった場合は医務室で休みます。
医務室の方には最近寝不足だからあとで少し休ませてくださいと言ってきました。
拳さんの撮影が終わっても目覚めなければこの病院へ連れていってください。
長年診て頂いている医師ですから
私の状況はわかるはずです」
そういって病院のメモを手渡した。
黙ってメモを見つめていた拳さんは
「そんなに槇ちゃんに負担をかけることなのか?」
と心配そうに聞いてきた。
興味本意の方にはまったく反応しませんからそれがもとで変な噂がたってしまいます。
これだけは絶対に約束してください」
私は真剣な目で拳さんを見つめた。
拳さんも体を起こし、私を強く見つめ頷いた。
「これから何が起こるかは正直私にもわかりません。
それは拳さんと息子さんとの関係や思いがどうなっているかによります」
拳さんは深く頷く。
「もし私の体力が限界になった場合は医務室で休みます。
医務室の方には最近寝不足だからあとで少し休ませてくださいと言ってきました。
拳さんの撮影が終わっても目覚めなければこの病院へ連れていってください。
長年診て頂いている医師ですから
私の状況はわかるはずです」
そういって病院のメモを手渡した。
黙ってメモを見つめていた拳さんは
「そんなに槇ちゃんに負担をかけることなのか?」
と心配そうに聞いてきた。