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姫恋

第2章 ☆出会い


「マスター!もう1本!!」


「だから飲みすぎですってば。『1杯』どころか『1本』になってますし」

「早くもう1本!!」



渋々マスターは新しいボトルを1本取り出し
開けるしかないこの状況で
仕方なく躊躇いながらもコルクを外す。



と、そんなやり取りをしていると
すぐ隣の席に1人の客が座った。



「マスター、久しぶり」


「おぉ!ハルさんじゃないっすか!!」



マスターに『ハルさん』と呼ばれたその客は
スーツを纏った20代の若い男。

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