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姫恋

第2章 ☆出会い

「いつこっちに帰ってきたんすか!?」


「今日だよ。今仕事終わったところ」



どうやらマスターとは知り合いらしい雰囲気。

話し相手を取られたアタシとしては気分が悪く、お酒のペースも一気に上がる。



「隣の娘(こ)、結構飲んでるね」


「はい…だいぶ。そろそろ止めないとマズイ気がするんすけど、なかなか強情で…」


「ふ~ん」



上から下までジロジロと品定めされたから、イラッとして睨み付けてやった。



「じゃぁさぁ。俺と勝負しよ」


「…は?」


「どっちが先に潰れるか、勝負」


「ちょッ、ハルさんッ」


「どうする?」



この男
アタシを試してる?

女だからって
バカにしてんのか!?



「上等だ!受けてたとうじゃない!!」

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