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齧りかけの林檎

第6章 ● 君の名前 ♂side




彼女の腕の中からその雑誌を引き抜くと




「ほら、行こう?

 おれおなかすいちゃった」




週刊の漫画が平積みされてる場所だったけど、そこにポンと置いた。








「そこ違う場所だよ!?

 っていうか、それ欲しかったやつ!」



なんて言ってるけど無視。

絶対に買わせない。



あいつのためにかわいくなるなんて許さない。








「まぁまぁ、お姉さんもおなかすいたでしょ?

 早く行こう?」



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