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齧りかけの林檎

第2章 ● 真っ赤な君 ♂side




突然すぎてビックリした。



夢かと思った。



でも今日は授業中ずっと寝ていたし、

目は冴えていたから、たぶん違うと思う。



まさかあの人と喋れるなんて、思ってもいなかった。



っていうか、触ってしまった・・・!



キモいって思われたかな?



・・・引かれた?



でもそんなことはどうでもいい。



それくらい、

幸せな気持ちでいっぱいだった。



初めて声を聞いて、触れて、

ずっと秘めていたこの気持ちを

伝えてもいいのかなって思ったんだ。




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