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齧りかけの林檎

第12章 ● 君とお鍋 ♂side




どっちもおいしそうだけど・・・




「ゆりさんやっぱ子供扱いしてる!

 これ子供が喜ぶって書いてあるし!」



「えへへ、そこ読んじゃった?

 でもおいしそうでしょ?」





おいしそうだけど、

っていうか

ゆりさんと食べたら

どんなものだって

おいしいって思っちゃいそうだけど。




「おれ、こっちがいい」



彼女が手に持っているほうの

雑誌に載っている、

みぞれ鍋を指差した。




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