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齧りかけの林檎

第12章 ● 君とお鍋 ♂side




一緒にスーパーに行くとか、

なにそれ、

新婚さんみたいじゃん!




いや、彼女じゃねぇんだけど、

・・
まだ、彼女じゃないだけだし。




どうしても顔がニヤけてしまう。




おれはレジにいるゆりさんに近づいた。




お金を払い終わったタイミングを見計らい、

雑誌を受け取る。




「行こっか」



声をかけると、「うん」と笑ってくれた。




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