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齧りかけの林檎

第12章 ● 君とお鍋 ♂side




置いていかないで???




おれに言ってる?



それとも、誰かと間違えてる?




「置いてかないよ。

 おれはずっと、ゆりさんと一緒に居る」




ぎゅっと抱きしめて言った。




誰を見ていても、いい。




絶対に、おれのものにする。




絶対に・・・。









彼女は安心したように、

スースーと眠ってしまったようだった。




え、どうしたらいいの?


おれ・・・。





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