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齧りかけの林檎

第12章 ● 君とお鍋 ♂side




リビングで眠っている彼女を抱き上げると、

ベッドまで運び、布団を掛けてあげた。




おれ、意外と筋肉あってよかったー・・・。



お姫様だっこ出来なかったら、

かなりかっこわるかったもんな・・・。




傍にある読書灯を点けると、

彼女の少し赤くなった頬に

一筋の涙の跡 ---。





そこに口付けを落とすと、

読書灯は点けたまま

寝室の電気を消して、ドアを閉めた。




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