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齧りかけの林檎

第13章 ● 君の優しさ ♀side




「イテテテ・・・」




目が覚めると、二日酔いのせいか

ひどく頭痛がした。




すきっ腹にアルコールを飲んだから、

だいぶ酔ってしまったらしい。




年下の男の子が来ていたというのに、

ひどい有様だ・・・。




そういえば、歩くんは?




なんでわたし、ベッドに寝ているの?



ベッド脇の読書灯は点いたままだった。




外はだいぶ明るくなっているようで、

カーテンの隙間から

日差しがこぼれていた。




ベッドから起き上がると、

寝室を出た。




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