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齧りかけの林檎

第13章 ● 君の優しさ ♀side




湯船から上がり、

体を拭いてお風呂場から出ると

いつものモコモコの部屋着を着て、

髪の毛を乾かした。




歩くんにメールを返さなければ、と思っていたけれど

10歳も年下の男の子の前で

酔いつぶれて寝てしまったことが

とても恥ずかしくて、

まだ返信できないまま。




キッチンに向かい、

歩くんがさげてくれた土鍋や食器を

洗っていると、

ピンポーン♪と、インターホンの音がした。




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