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齧りかけの林檎

第13章 ● 君の優しさ ♀side




すると歩くんは、




「全然大丈夫だよ、

 おれに甘えてくれたってことでしょー?」



「えっ!?」





そうなのかな。




10歳も下の男の子に、

わたしは甘えてしまっていたのだろうか。




それも出会ったばかりの、男の子に・・・。




「さすがに今日もメールこなくて

 心配になって

 部活終わったまま来ちゃったけど」




だから今日はジャージのままなのか。




初めて出会った日のように、

前髪はピンで留めている。




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