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齧りかけの林檎

第13章 ● 君の優しさ ♀side




「心配かけちゃってごめんね。

 もしかしてベッドまで運んでくれたのって

 歩くん?」




「おれ以外に誰がいるのー?

 かっこいいでしょ?」






ニカッと笑う歩くんが

とてもかっこよく見えて、

歩くんから、目を逸らしてしまった。






「あ、ありがとう・・・」



「どういたしまして」



「ねぇ、ゆりさん。

 ごほうび、ないのー?」






・・・ごほうび!?







「どんなものが、よろしいでしょうか?」




「なにその話し方ー!

 んーとねー・・・」






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