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齧りかけの林檎

第15章 ● 君の気持ち ♂side




おれは昨日

彼女のことが心配で、

そのままゆりさんの部屋に

居たかったけれど、



ここに居るのは

なんか違うって思って、

彼氏でもないおれが

夜ずっと、ここで待ってるのって

違う気がして、

家に帰ることにした。




彼女は無意識で

あんなことをしたんだろうか?



なにか抱えているのなら、

起きたらすぐに

彼女の話を聞いて、

おれにできることがあるなら

言ってって、

おれはゆりさんを傷つけたりしないって、

言いたかったけれど。




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