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齧りかけの林檎

第16章 ● 王子様な君 ♀side




これから歩くんが遊びに来るなら、

部屋をもっとあったかくしておきたいな。




ストーブと、大きめのブランケットでも

用意しておきたいなー、なんて考えていると、

ふわっと宙に浮いた。




「え!?」






わたしは歩くんにお姫様だっこをされていて、



「ほらね、昨日運んだのはおれって

 証明できたでしょ?」



なんて言って、かっこいい笑顔を見せてくれた。




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