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齧りかけの林檎

第16章 ● 王子様な君 ♀side



なんで無理して抱き上げるの、

もっとひどくなったらどうするの・・・。




「ねぇ、ゆりさん?」


「ん?」


「とりあえずベッド行かない?」


「えっ!?」




歩くんに手を繋がれ、

リビングを通り、

ドアを開けて、

寝室の中に入った。




ドキドキと胸が高鳴って、

今からなにするの?

なにしちゃうの?って

変な妄想ばかりが

頭の中をぐるぐる回っている。




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