テキストサイズ

齧りかけの林檎

第16章 ● 王子様な君 ♀side




歩くんは、わたしの手を引いて

ベッドの場所まで誘導する。




なんでそんなナチュラルで居られるの!?




緊張してるのは、わたしだけなの?




「ゆりさん?

 おーい、ゆりー?」



「あ、はい!?」



「なに緊張してるの?」




むしろ緊張していない歩くんのほうが

すごいよ!?!?




「き、緊張、するよ・・・」




すると歩くんが、

わたしの耳に顔を寄せてきて、




「期待、してる?」




なんて言ってきやがった!!!!!






ストーリーメニュー

TOPTOPへ