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齧りかけの林檎

第16章 ● 王子様な君 ♀side




「き、ききき期待なんて

 別に、ししてないし!!!」



「ブハッ!」




なんで笑うのー!?




そりゃ歩くんはモテモテで

女の子とそういうことするなんて

日常茶飯事だったのかもしれないよ!?




でもわたしは、5年もしてないんだって!




緊張しないってほうが無理だから!




「違うよ、リビングより

 ベッドに入って

 おれの足で挟んであげたほうが、

 早くあったかくなるかなって

 思っただけだよ」






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