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齧りかけの林檎

第16章 ● 王子様な君 ♀side




「おれ、部活この格好でやってたから

 汗臭いかも・・・」




なんだ、コンドーム忘れたとか言うのかと思った。




って、何期待してんの!?

わたしのバカ!バカバカバカ!




「そ、それなら少し大きいTシャツあるよ」



「え・・・」




少し嫌そうな声の歩くん。




わたしの服じゃ入らないって思ってる?




わたしはクローゼットのドアを開けると、

引き出しの中に入っていたTシャツを取り出した。




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