テキストサイズ

齧りかけの林檎

第16章 ● 王子様な君 ♀side




なにもしないはず。


まださっきつきあったばかりだし。


変なことにはならないって。




「お、お邪魔します」




わたしは自分のベッドに入るのに、

なぜここまで緊張しなければならないのだ。




っていうか、この状況

本当に今さっきつきあうことになった

カップルなのだろうか?




これじゃ何ヶ月もつきあっているみたいじゃないか?




「早く寝っころがって?

 Tシャツだから寒いよー」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ