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齧りかけの林檎

第18章 ● 君のために ♀side




このまま本屋に行くと歩くんに言うと、

そこまで送ってくれた。




変な人についてっちゃだめだよ!なんて、

子供か!と思うことを言い残し、



「じゃ、またすぐに逢いに行くから」



と、本屋の外でキスをした歩くん。




今の高校生って、外でキスするの!?




そんなことをされたことがなかったわたしは、

その場に立ったまま、

真っ赤になった顔の熱を

外の冷たい空気で冷ました。




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