テキストサイズ

齧りかけの林檎

第18章 ● 君のために ♀side




今思えば、歩くんに出会ってからは

毎日、毎日、

彼のことばかり考えていた気がする。




出会って数日しか経っていないのに、

歩くんに告白されて

わたしも好きだと言ってしまったのは、

最初から彼に惹かれていたからなのだろうか。




好きだとは思っていないうちから、

この本屋で女子力を上げようと

本を探してみたり、

彼が喜びそうな料理を

やはりここで、探してみたり。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ