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齧りかけの林檎

第18章 ● 君のために ♀side




いつもはリュックに入れているスマホ。




今日はコートのポケットに入れている。




これも、べ、別に

なにも期待なんて、していない。




でも今日は、

なぜか音楽を聴きながら歩きたくて、

リュックのポケットにイヤホンを入れてきていた。




それを取り出し、イヤホンジャックに差し込む。




今日はクラシックではなく、

恋の曲をうきうきと聞きたい気分だった。




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