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齧りかけの林檎

第18章 ● 君のために ♀side




昨日作ったぶり大根は

おいしかったから、自信を持って出せる。




食べる食べるーと言う彼に

リビングで待っていて、というと

リビングで誰かにメールしているようだった。



お母さんかな?




小さなテーブルに二人分の夕食を出すと、

二人で手を合わせ、いただきますをした。




おいしーおいしーと言って

笑顔で食べてくれるから、

本当にかわいくて、愛しく思った。




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