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齧りかけの林檎

第18章 ● 君のために ♀side




そこに座れってことかな。


少し恥ずかしい・・・。




いそいそと歩くんの足の間に座ろうとすると、

体育座りになってしまったわたしを

長い足を急に伸ばしたと思ったら、

足で抱きしめるようにして抱え込んできた。




そのまま後ろからぎゅーっとされる。




「今日、髪もくるくるしてて

 ちょっと大人っぽくて

 ドキドキしちゃった」




どうやら、昨日得た知識を試して

成功だったみたいだ。




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