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齧りかけの林檎

第2章 ● 真っ赤な君 ♂side







彼女のいつもより大きくなった目を見ていたら

やばい、とんでもないこと言っちゃった!?と思い

夢中でその場から逃げてきてしまった。


















遠くから聞こえる彼女の声









「あ、ちょっと待ってよ!

 少年っ!」


















おっきな声を出してもかわいいなぁ・・・

なんて思ってしまった。








彼女のことしか考えられなかった。








「ただいまー!」








浮かれすぎたおれは

いつもよりおっきな声で

ただいまを言ってしまったんだ。








【第2章 真っ赤な君 ♂side END】

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