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齧りかけの林檎

第21章 ● 君と二度目の ♀side




元彼のじゃないと言おうと思い

ドライヤーの電源を切ると



「これ、おれの!?」



と、すっごく嬉しそうな歩くん。




「うん、この前買ってきたの」


「ほんとに!?ありがとう!

 ゆりさんだいすき!!!」





そう言いながらぎゅーと抱きしめてくれた。




そしたら急に腕を引かれた。




「ちょ、歩くん?髪の毛まだ乾いてないよ!?」



「いいの!

 今すっごいゆりさんに

 ご褒美あげたい気分だから!!

 早くベッド行こっ」





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