テキストサイズ

齧りかけの林檎

第5章 ● 君の名前 ♀side




ハァ・・・。








ハァ・・・・・。








もう走れない。








図書館の前に着いた。








入り口に目を向ける。













・・・・・い、居た。













紺のブレザーに、グレー地のチェックのズボン。













高校生にしては明るすぎる髪色の彼が、














待っていてくれた。








ストーリーメニュー

TOPTOPへ