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祠の鬼

第6章 迷走、闇の中




南田沙夜の死。



一体どのように取り扱われるのだろう。



響も顔には出さないものの、疲れていた。心労、とでも言うのかもしれない。



お互いこれ以上会話が続かず、沈黙する。



有十は部屋に籠る、と宣言した通り部屋から出てこない。



響は回らない頭で考える。



昨日調べるつもりだったが、あんな事があり、結局何もせずに終わった。



今日は絶対そんなわけにはいかない、ありさのためにも。



響は改めて心に誓った、絶対真相にたどり着いてみせると。



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