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祠の鬼

第6章 迷走、闇の中

「今からちょっと調べようと思う。ありさは、無理しないで休んでた方がいい」

「……ううん、わたしも一緒に調べる。永津間くんだって疲れてるし、それに……もし、沙夜ちゃんが死んだのは、わたしたちのせいなら……同罪だよ」



同罪。



まったく関係ないのなら、罪悪感を覚える事もなかったかもしれない。



例え向こうに原因があったとしても、選んだのは自分たちなのだから。



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