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祠の鬼

第6章 迷走、闇の中

「有名な鬼……鬼って、こんなに種類あるんだ」

「なまはげ、酒呑童子、茨木童子……この辺は有名だな」

「そうなんだ。わたしは、なまはげくらいしか分からないけど……」

「普通は興味でもない限り、知らないよ。俺だって、鬼伝読むまでは鬼の事なんて知らなかったし」



そもそも、祠に誘われなければこんな事にならなかったし、調べようとも思わない。



響がそんな事を思っていると、ありさが声を上げる。



「あ……!ねぇ、永津間くんこれ見て」



ありさが指さしたところに目をやると、こんな事が書かれていた。



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