
秘密の兄妹
第10章 嫉妬
ウィーーン
ウィィーーン
「あっ…うんっ…んんぅ…」
さっきから、どうにか私の中からこの異物を出そうと、脚を色んな体勢や角度にしてるけど……
そのたびに、私の穴の中の違う場所が刺激されて結局更に感じてしまい、もとの体勢に戻すことにした。
「はぁっ…あ…つつぅ…」
一人の部屋で厭らしい私の声が響いてる。
私、一人で感じてる……
一人でえっちなことしてる…
「……っつ…ふっ…」
悔しかった
涙が止まらなかった…
私は泣きながら私の中で振動しているそれに耐え続けた。
――――――
――――
――
「カチャッ」
俺は風呂から出て、紫織のいる自分の部屋に戻る。
「お、お兄ちゃん……」
紫織はかなり限界を迎えていて、疲れている様子だった。
「んっぅ…ふっ…うぅ」
「つらいか?」
紫織は頷く。
俺はリモコンのスイッチを切り、紫織の中からローターを取り出した。
そして、紫織を縛りつけておいたネクタイをとる。
すると、紫織はガクッと俺の腕の中に崩れ落ちてきた。
「お兄ちゃん、ごめんなさい……。二度とお兄ちゃんを裏切るようなことはしませんっ…本当にごめんなさいっ」
紫織はそう言うと、俺の腕の中で気を失った。
