秘密の兄妹
第11章 心の変化
「あっん!!…お兄ちゃん、そんなに中、かき回さないでっ…」
お兄ちゃんは四つん這いになっている私の中に、腰を深く沈めながら私の中を激しくかき乱す。
「……紫織のなか、気持ちいい…っ…」
ズチュッ、ズチュッ…
ヌチュチュッ、グチュッ…
「あっ…んんっ…やぁ…」
「…くっ!もう限界だっ…」
お兄ちゃんは私の最奥まで自身を突き上げると、私の中に思いっきり欲望の塊を吐き出した。
私は、お兄ちゃんのベットに倒れ込む。
「はぁはぁはぁ……」
私がぐったりとしていると、お兄ちゃんはコンドームの処理をして、いつものように私を抱きしめてくれる。
私のまぶたにキスを落とすと、お兄ちゃんは自分の額を私の額にくっつけた。
額をくっつけたまま、2人見つめあう。
お兄ちゃんの熱い瞳に目が離せない。
「…お兄ちゃん、明後日から私、高校生だよ…」
「…うん、知ってるよ…」
制服はこの前の日曜、お母さんに少しだけ時間を作ってもらって、もう買い揃えてある。
「一緒の校舎になるね……。妹の私が同じ校舎にいたらやっぱり嫌…?」
「別に…」
私は嬉しいんだけど、お兄ちゃんはどうでもいいのかな……
この、お兄ちゃんとの生活もいつまで続くんだろう
…今のお兄ちゃんとは離れたくない……
私に飽きてほしくない
だって、優しいんだもん……
このままずっと、優しいお兄ちゃんでいてほしい……