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秘密の兄妹

第4章 兄の想い




私はシャワーを浴びて体を洗うと、湯船に浸かる。



下腹部の痛みが朝よりも更に増している。



「痛い…」



まだ私の中に何か詰まっているような変な感じ…



昨日、お兄ちゃんに壊された私の身体……



実のお兄ちゃんに…エッチなことされてる。



他人には絶対に言えないよ、こんなこと…



お兄ちゃんに犯されたこの事実を、私は一生抱えて生きていかなければいけないんだ……。




――――――
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お風呂から出て髪をドライヤーで乾かし、自分の部屋から携帯を持ってお兄ちゃんの部屋のドアの前に立つ。



今日は昨日とは違うラベンダー色のワンピースのパジャマを纏った。



お兄ちゃんと約束したとおり、下着はつけてない。



身体がスースーとして変な感じがする。



深く深呼吸をして、お兄ちゃんの部屋のドアをノックする。



トントン



「お兄ちゃん、入ってもいい?」



「…ああ」



お兄ちゃんの返事を聞いてドアを開けると、お兄ちゃんはベットの上に座り、壁にもたれかかっていた。



……どこに行けばいいんだろう……



私が悩んでいると、お兄ちゃんは体育座りをして足を開き、私にその間に入るように手招きする。



「………。」



私は黙ってお兄ちゃんのベットに座り、お兄ちゃんの足の間にちょこんと腰を下ろした。



そして、お兄ちゃんの胸に自分の背中を預ける。



すっぽりと私の身体がお兄ちゃんの大きな胸板の中におさまる。




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