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らいち♀はホモになりたい

第2章 蒲田大貴

『いやぁー、海外かぁ。どこ?アメリカとか?』

大貴やっぱ日本とアメリカしか国名いえないと思う。

「ううん、イギリスだよ。親の仕事でさ。」

父がイギリスで仕事してるのはまじ。

『うあー、俺日本からでたことねーもん。』

それ前も言ってたわ。

「はは。大したことじゃないよ。そういえば、名前聞いてないね。」

『おー、そうだ。俺ね、か、ま、た、た、い、き。』

いつも自分の名前噛まないようにしてるから、変なんだよ。

「蒲田か。僕は谷中らいち。よろしくな。」

蒲田とか、言い慣れない。

『らいち!?俺の中学の友達もらいちだった!』

そういうと思ったわ。

「そうなんだー。僕の名前珍しいから驚いた。」

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