テキストサイズ

隣にいるのがあたりまえ

第2章 過剰なスキンシップ

入ると目の前にある鏡で自分の顔を見ると、耳と頬が思ったよりも真っ赤になっててビックリした。

そっと赤くなった部分に触れると熱くて、まーくんに見られなくてホントによかった。

ささっと歯磨きをして髪を軽くセットしてたら、コンコンとノックがした。

「もうすぐ行きますよー」

洗面所にきて、まだほんの数分しか経ってないのに・・・ホントせっかちなんだから。

リビングに戻るとすでに支度を済ませたまーくんがいて、俺もほんの少し急いで出る準備をした。

「よし、行こっか」

「忘れ物ない?」

高確率で忘れ物するから、出かける前に確認するのがいつの間にか日課になってる。

「だいじょーぶ!レッツゴー」

子供っぽいまーくんに苦笑いしながらも、部屋を出た。

地下の駐車場に停めてある車のドアを開けると、後部座席の半分を占めてるタンブラーが目に入る。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ