テキストサイズ

隣にいるのがあたりまえ

第2章 過剰なスキンシップ


動揺したら相手の思うツボだろ。

「へぇーすごいですね」

「だから、二宮さんを撮った時恋してると思ったんですけど・・・・・違いました?」

「・・・・・んふふ、違いますよ」

恋とか、そんなかわいいものじゃない。

庄司さんを横目で見れば、驚いたような顔をしていた。でもそれは一瞬で。

「まぁ、二宮さんが否定してもやっぱり勝手にそう思うことにします。だって嘘っぽいんですもん」

・・・・・じゃあ最初から聞かないでほしい。はぁ、と心の中でため息をついた。

「準備出来ましたー」

アシスタントさんらしき人の言葉でやっと庄司さんから開放されて、撮影も始まった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ