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隣にいるのがあたりまえ

第2章 過剰なスキンシップ

あの日から庄司さんとは一緒に仕事をすることもなくて、その分変な詮索されずにすむなんて考えていた。

なのに、あんな話してから一発目が相葉さんとなんてついてないというか。

「今回はリラックスがテーマで、部屋のセットでくつろいでる所を撮りたいと思います」

だからこんなラフな衣装なんだ。相葉さんなんて白のVネックに紺のストライプのトレーナーズボンで足の長さが強調されてて、なにしろ色気がダダ漏れている。

載せる方は万々歳だろうけど俺としては少し複雑。

「じゃあ撮影はじめまーす」

セットに入ると結構大きめの部屋でベージュのソファだったり、白のベッドとか小物が置いてある。

「あ、ニノ!ギターがあるよ!」

小走りで近づいて何か言いたげにこっちへ振り向く。

「弾きませんよ」

「・・・・・まだなにも言ってないしー」

じゃあギターを差し出してるその腕はなんだよ(笑)

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