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カラテアとマランタ

第2章 彼女が居ない日

(PART-11)
「おニイ、こないだみたいに頭ポンポンしてや」

ポンポン

「なんかコレええなぁ~、安心するわ~」

「そうなん?あんまりしないからよくわからんわ」

「E子にポンポンしないの?」

「うーん、アイツは男からベタつくのあんまり好きじゃないみたいやで」

「そっかー」

「えらい笑顔やん?そんなにE子を独占できて嬉しいか?」

「違うでー、おニイのポンポンがうちだけやからやで」

やっぱりD美は寂しがり屋で、自分の位置を欲しがる子だなぁ

でもきっとそれはボクじゃない

でもボクが離れたとき、きっとD美は寂しがってくれるだろう

お別れ自体も寂しいことだけど、何より自分を見てくれてる人が居なくなると居場所がなくなってしまう不安が怖いんだろうな

当時は楽しい毎日がずっと続くと思ってた

もう雷はしなくなってたから抱き合ってる必要もなかったけど、ボクはD美の髪をさわってやった

正直いってD美は吐き癖があって、少し酸っぱい匂いがする
ほんのわずかだけど

でも何だかその匂いもイヤじゃない

もう離れようかなと思ってボクは声をかけた

「そろそろ帰ろっか」

するとD美はボクの耳たぶを噛んできた

仕返しにD美の耳の穴に指を入れて反撃してやる

その手をD美は払いのけた
そのままボクの目を隠す

「アカンで、おニイは今縛り付けられてる設定やねん」

今度はボクかよ!

ちょっと面白そうなので従ってみた

両腕ごとシートベルトに固定された
いつもは腕だけ出して丁度だから少し狭苦しい

無抵抗なボクをいたぶるように耳を噛んだり、鼻を噛んだり、クチの中に指を突っ込んできたりしてくる

目を塞がれてるから次の予測が出来ない
でもちょっと楽しいかも

で、案の定体重がのっかってきて、軽いキスをされた

D美と2回目のキス

軽いキスはだんだん深い執着したものに変わる

ああ、頭を撫でてやりたい
背中に腕をまわしてやりたい
恋愛とは違うかもしれないけど、雰囲気を楽しみたかった

でもボクは拘束されてる設定らしかった

歯がゆい…

「おニイ、こないだ寝てるうちにイタズラしたやろ…

アカンやん急に握らせたりして…

うちに火をつけたお仕置きやねん…」

やっぱり起きてましたか

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